• English
  • 中国語
  • 韓国語
文字サイズ
  • 標準
  • 拡大

公立大学法人 福岡県立大学

HOME>人間社会学部>公共社会学科
公共社会学科

何を学ぶか

 ゼミ(演習)では、指導教員の専門ごとに分れ、少人数(原則7人以下)で文献を読んだり、グループや個人による研究をしたり、ディスカッションしたりします。

 本学科のゼミ(公共社会学研究Ⅰ・Ⅱ)は、社会学だけでなく政治学、経済学、教育学、地理学、情報学など幅広い専門領域で構成されています。

 学生は関心のある分野のゼミに入り、地域や国際社会の現象について、課題を設定し、原因を考察・分析する力を学び、4年次には、その成果を卒業論文にまとめます。

国際比較の視点から社会について学ぶ

sanozemi22.jpg 佐野ゼミでは国際社会学など日本と世界を様々な視点から比較し考察するグローバル社会学の視点から研究をしています。3年次は『ファッションで社会学する』という本を用いて演習を行い、誰しもが身近にあるファッションが抱える今日的な課題から世界規模の格差やジェンダー、社会階層についての社会学の視点を理解することができました。演習では章ごとに担当者がレジュメを作り発表し、それをもとに疑問点や深めたい点についてグループ・ディスカッションを行いました。グループ・ディスカッションを通して社会課題に気づく能力や著者の論点を正確に理解する能力を身に付けることができました。また、卒業論文のベースとなる社会学の知識を修得することもできました。
 3年生の後期からは、各自が研究課題を設定し、相互に意見を交わしながら研究を進めています。ゼミのグループ・ディスカッションでは、一人では気付けなかった問題や課題について着想を得たり、新たな切り口を見つけたりすることができ、とてもやりがいがあります。また、佐野先生はテーマ選びに悩んでいたら様々なアドバイスや文献の紹介をして下さいます。先生に相談しやすいので研究関心が定まっていない方、新しく研究関心を見つけたい方におすすめのゼミです!

卒業論文指導(佐野ゼミ) M.K
近畿大学附属福岡高等学校出身

実社会で役立つ実践的な経験から学ぶ

岡本A1_05796.jpg 岡本ゼミでは、国際的な視点に立ちながら、政治や文化、民族に関わる社会学を学んでいます。活動内容は学生たち自身が話し合いによって決めるので、型にはまらないバラエティーに富んだゼミです。今年度前期は、韓国威徳大学(慶尚北道慶州市)の李貞煕先生(岡本先生のご友人)の学生たちとZoomによる合同ゼミを行いました。韓国、日本の文化的差異や若者の政治参加について議論をしながら、交流を深めることができました。日本の当たり前が、他国から見れば当たり前ではないということを知り、自身の視野を広げることができたと感じています。また、合同ゼミでは、資料の作成や司会進行も学生たちで行います。そうした意味では、実社会で役立つ実践的な経験を積むことができました。
 岡本先生は、元国連NGO職員で、中国留学やアメリカの大学での客員研究員など海外経験を豊富に積んでこられました。その経験をもとに、幅広い視野、多角的な視点で私たちにアドバイスをしてくださいます。また、岡本先生は学生一人一人に寄り添ってくださる先生です。自分の考えがまとまり切っていなくても、学生の興味関心を真摯に受け止め、適切なサポートをしてくださいます。それに加え、岡本先生は国内外に幅広い人脈を持たれています。今年度の合同ゼミのように、今までにない新しい出会いがあることも、このゼミの魅力だと思っています。
 ゼミの雰囲気は穏やかで、自分のペースでじっくりと学ぶことができる環境だと感じています。ゼミ生の関心を持っているテーマは様々で、個性も豊かです。多様なメンバーが集まる岡本ゼミで、自分自身の視野をぐっと広げてみませんか?

 公共社会学研究I(岡本ゼミ) M.M
 広島県立三次高校出身

都市問題と移民問題、日中関係などについて考える

DSC05144陸ゼミ.jpg 陸ゼミでは、移民問題、都市問題、日中関係などに関する諸問題を研究テーマにし、これらの問題を生み出している社会の現状や仕組みについて深く学びます。3年生の前期は、『移民と日本社会』(永吉希久子著)や『移民をどう考えるか』(カリド・コーザー著)という文献の輪読を行いました。各章をまとめる担当者を中心に全員が自分の意見や感想を発表するため、より内容についての理解が深まって新しい知見を得ることが出来ます。また、陸先生は中国のご出身で海外経験も豊富なので、私たちには無い多角的な視点で物事を捉えており、お話が新鮮でとても勉強になります。
 さらに、私たちが扱っているテーマの規模は比較的大きく、はっきりとした正解がない問題が多いですが、陸先生はゼミ生一人ひとりの意見をそれぞれの考えとして必ず一度受け止めてくださいます。そして共に考え,適切なアドバイスをしてくださるので自分の意見を発言しやすく、ゼミ全体の雰囲気が和やかなことが陸ゼミの魅力です。
 移民問題や都市問題に興味がある人はもちろん、漠然と海外や外国人に関心がある人も是非陸ゼミで一緒に学んでいきましょう。
公共社会学研究Ⅰ(陸ゼミ) K.Y
広島県立呉宮原高校出身

都市問題、社会問題へのアプローチの仕方を学ぶ

A1_05776tsutsumi.jpg 堤ゼミでは社会問題、中でも社会的弱者に関する問題を、教育や労働、社会政策などの観点から、問題をつくり出す社会の仕組みや、その仕組みによって社会の周縁に追いやられている人々の実態について学びます。昨年度の後期はホームレスの人々と出所者を対象に学び、かれらと社会の関係について文献資料や映像資料を用いて議論してきました。
 普段のゼミは、資料を分担してレジュメ化し担当箇所について発表、考えたことや疑問点を議論するという流れで進められます。明確な正解がない内容であることも多いため議論が難航する時もありますが、そのようなときは都度、堤先生が助言や解説をしてくださるため、理解できずに終わることはありません。レジュメの作成や議論の進め方などまだまだ改善点が多いですが、私たちは先生にアドバイスをいただきながら日々精進しています。
 堤ゼミでは普段の生活ではあまり知ることのできない人々の内情を学ぶということに加え、個人で興味関心のあることについて学び発表できるため、自分では扱わない分野の見聞を深めた上で、自身の興味関心に対しても新たな知見や視点を得ることができます。ぜひ堤ゼミで自分の視野を広げ、ともに社会問題について考えていきましょう。
卒業論文指導(堤ゼミ) O.Y
福岡県立筑前高校出身

フィールドに出て地域の実態を学ぶ

美谷ゼミ写真.jpg 美谷ゼミは、自分たちの関心のあるテキストを選んで輪読し、それについて話し合うという形で進められます。テキストで取り上げられている地域課題や人口問題などについて、内容を確認し、関連する事象を調べた上で、疑問点についてみんなで考え議論します。先生からの助言や解説などもあり、新しい理解を得たり知識を深められるので、毎回ゼミの時間は多くの発見があります。
 また、ゼミでは前期と後期の2回、巡検という現地観察の実習があります。今年度の前期には下関と門司港、小倉と3つの街を訪れました。自分たちで決めたポイントに実際に行き、その街を観察することで、地域の特徴などを楽しく学びます。事前にリサーチした内容と巡検時に見た様子を照らし合わせることで、より学びを深めることができます。同時に、名物の料理を食べたり、ゼミならではの思い出も作れます。フィールドに出て、知識と地域の実態を結びつけて学べることが美谷ゼミの特徴です。
公共社会学研究Ⅰ(美谷ゼミ) M.I
宮崎県立都城泉ヶ丘高校出身

ジェンダーや統計について学ぶ

 坂無A1_05977.jpg坂無ゼミでは、現在『はじめてのジェンダー論』(加藤秀一著)という本を読んでいます。ジェンダーの知識を一から学ぶことができ、卒業論文や研究に活かすことができます。各章ごとに担当を決め、レジュメ作成、発表を行います。その発表をもとに皆で議論を進めていきます。司会も学生が行い、全員に発表の機会があります。少人数ならではの発言しやすい雰囲気があり、自分のやりたいことを自由にかつ積極的にできる場であると感じています。また、これからは調査や論文の書き方についても学んでいく予定です。

 自分が考えていたことに対して、ゼミのメンバーから様々な意見や感想をもらえることはとても貴重な機会となっています。4年生の先輩方と同じ空間で研究や発表を行うこともあります。ゼミでの議論から得られるものはとても大きいものだと実感しています。自分だけでは思いつかなかったアイデア、及ぶことのなかっただろう考え、全てが自分の研究や文献の考察に役立ち、研究や考察の質を高めていくための材料になっています。

 坂無ゼミでは学生それぞれが色々な分野に関する研究を行っており、様々な視点からの意見をもらうことができます。坂無先生の専門はジェンダー、統計や社会調査ですが、それらに関心のある方はもちろん、その他の分野に関心のある方もぜひお待ちしています!
公共社会学研究Ⅰ(坂無ゼミ) H.Y
広島県立尾道東高校出身

興味のある分野の課題解決について学ぶ

A1_05833ishizaki.jpg 石崎ゼミでは、私たちの興味のある分野について各々で調べ、それをまとめた小レポートを一人ずつ発表してお互いに質問や意見を言い合い、さらに課題を発見した上で次の小レポートの内容を決めるという作業をしています。石崎先生は私たちの意見や質問を聞いた上で新しい疑問や意見、次のテーマについてのアドバイスを与えて私たちを導いてくださいます。

 石崎先生は、物理の物理的性質を原子や分子レベルの構造に基づいて統計力学を使って解明していく物理学を専門としていて、講義では数学、情報処理、統計科学などを専門分野とされています。しかしゼミでは石崎先生の専門分野のほかに保健、医療、福祉、教育、心理、社会、経済などのあらゆる分野において、自分の興味のある分野の課題解決に取り組むことができるので、やりたいことがはっきりしている方は石崎ゼミで研究するのがぴったりです。
 石崎ゼミは自分の興味のある分野をテーマに掲げて知識を深め、お互いに違う観点からの意見を出し合い新しい可能性が広がる貴重なゼミだと思います。是非この石崎ゼミで自分の可能性を引き出してみませんか?
公共社会学研究Ⅰ(石崎ゼミ) K.U
兵庫県立相生高校出身

地域社会学や環境社会学、農業社会学等を学ぶ

A1_05756fukumoto2.jpg 福本ゼミでは、先生が専門とする地域社会学、環境社会学、農村社会学に関連した文献を読み、担当者がレジュメを作成し、皆で自身の体験などを通した意見交換をしています。レジュメには、要約、意見や考えたことだけでなく、みんなに質問したいことも書くため、意見交換の幅が広がり、楽しく議論できます。また、意見交換をすることで、自分だけでは気づけなかった新たな発見があります。前期は、観光と環境に関する文献を読み、農村地域に目を向けています。私は観光について興味があるため、ゼミでの学習が大変役立っています。後期にはゼミ合宿も予定されており、フィールドワーク、聞き取り調査を行うため、実際に自分たちで調査するという貴重な体験ができます。
 福本ゼミは、穏やかな雰囲気で話し合えることが魅力だと思います。また、学生の意見を先生が専門的な観点からも深掘りしてくださるため、学生の理解度がより深まります。地域社会について学べるのはもちろんのこと、様々な学びを通して、自分を成長させることができます。みなさんもぜひ、福本ゼミでの学びを通して、自分を成長させましょう!
公共社会学研究Ⅰ(福本ゼミ) A.T
熊本県立大津高校出身

家族社会学について学ぶ

黒川ゼミ写真.png 黒川ゼミでは家族社会学を専門とする先生のもとで、ジェンダー、恋愛、結婚、LGBT、子どもの貧困や学習支援などについて考え、議論しています。現在のゼミ生の中でも扱うテーマは多種多様で、それぞれの関心に合ったご指導をしていただいています。

 4年生でのゼミでは、それぞれの関心をもとに設定したテーマで卒業論文の内容を詰めていく作業を行います。それぞれの進捗状況を報告するとともに、他のゼミ生や先生から意見や疑問、提案などをもらうことで、論文の内容をより充実したものにしていきます。

 また、黒川先生は私たちの意見や関心をきちんと汲み取っていただきながら、論文の書き方や内容の方向性などを筋立てて丁寧にアドバイスしてくださるので、毎回のゼミで改善点や新たな視点を発見することができます。他のゼミ生やその研究から自分の研究につながる学びを得ることもできます。
 そして家族社会学という分野では、現代社会で私たちが抱えている生きづらさや課題に関する知見を深められ、実生活での社会の見方や心持ちに直結していくと考えています。ぜひ黒川ゼミで共に学んでいきませんか。
卒業論文指導(黒川ゼミ) N.F
福岡県立鞍手高校出身

     

トップ
このページのトップへ